2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本の200年徳川時代から現代まで アンドルー・ゴードン

英語圏の学生向けの歴史教科書として書かれたが、日本人にとっても非常に良くできた歴史教科書だ。 特に私の世代では学校で教えられなかった敗戦から現代までを改めて学ぶことが出来た。 明治維新からの日本の近代化の流れを世界の近代化の流れの一つとして…

歌舞伎町と東京ミッドタウン

今回地方から上京して東京と地方の格差を改めて感じた。 上海の夜を凄いと思ったが、歌舞伎町のエネルギーと雰囲気を忘れていた。 東京ミッドタウンは、六本木ヒルズと並びバブルを乗り越えて新しい時代の到来を感じさせる。 昭和の総中流意識の幻想が終わり…

築地市場

随分久しぶりに東京に来た。 この機会に2012年豊洲へ移転する築地市場に行ってみた。 昼食時寿司の有名店には行列が出来ていた。また、築地市場がツアーコースに入って賑わっている。寿司を食べたかったけれど、暑いなか店の前の行列に並ぶ気がしなかった。 …

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

夫婦でハリー・ポッターと不死鳥の騎士団を観た。シネコンでいろいろな映画が上映されていたが、二人の意見の一致したのがこの映画だ。丁度原作の最終巻の発売が話題になっているしタイミングが良かった。夏休みに入っているが場内は閑散としていた。ゆっく…

涙の川を渉るとき 遠藤実自伝

日本経済新聞に連載された私の履歴書を加筆した自伝。巻末に遠藤実作品リストが掲載されているがその作曲の膨大さに驚かされれた。 遠藤実の人生を赤裸々に綴ったものだ。昭和も昭和30年代までは今では想像も出来ないほど日本は貧しかった。戦前に貧乏人の子…

自壊する帝国 佐藤優

国家の罠以来注目している。国家の罠は論理構成がとても面白い。肌に合ってしまう論理だ。今回は著者が外務省モスクワ勤務時代の物語。あえて物語という。ドキュメンタリーとは言わない。どこまでが本当か曖昧模糊としている。でも面白い。真実か否かは余り…

霧笛が俺を呼んでいる 赤木 圭一郎

ツタヤでなつかしの映画館コーナーを見つけた。石原裕次郎と供に赤木圭一郎の棚もある。もっとたくさん懐かしい昭和の映画を置いて欲しいものだ。高齢化社会が進行すると昔見た懐かしい映画を観たい年配者がレンタDVDの良い客になると思う。もっと充実させて…

憎いあンちくしょう

日活、石原裕次郎、浅岡ルリ子主演のロードムービー。ジープの搬送を依頼されて東京から九州阿蘇の山奥まで1600キロを走る。1960年代の各地の風景が懐かしい。スピーディーな展開で最後まで飽きさせない。 今日のTV東京の街アドスペシャルを見ているとまだま…

東京アンダーナイト 山本信太郎

夜の昭和史 ニューラテンクウォーターストリー 力道山や児玉誉士夫など戦後の有名人が沢山登場する。特に力道山が刺された状況が冒頭で明らかにされ、そうだったのかと言う気がする。敗戦国日本の米国との関係を感じ当時の記憶からそうだったんだと改めて思…

青い山脈

1949年作のオリジナルがあるが、1963年リメイク版の青い山脈を手に入れて観た。配偶者は一向に興味が無く、つまらないDVDを借りて来てと不満顔だ。アマゾンで買ったと知るときっともっと馬鹿にするだろう。 私にとって吉永小百合、浜田光夫、高橋英樹、芦川…

社会保険庁問題

土曜日朝のTVでゲストの竹中平蔵慶大教授が、社保庁問題は労組問題で政治責任の問題ではないと断定していた。彼の発言はシンプルで、ようするに消えた年金記録は現場処理に問題があり、いいかげんな職員及び労組の問題で首相や厚生大臣などに政治責任を問う…