*「食べログ」の順位操作 消費者庁が調査
今日、滝川クリステルのTV番組でまた「食べログ」の順位操作を取り上げていたが、マスコミの話題としてよほど美味しいのだろう。
インターネット上の話だから何か大事件のように話題になるが、要するに噂話がどの程度信用出来るかということだ。
噂話をインターネット上で消費者の評価などと特別なように取り上げるから誤解が生じるのかもしれない。
但し、インターネット上の評価が噂話の量で順位が決まると何か客観的で公正なイメージが作られるのは事実だが。
普通噂話など誰も鵜呑みにしない。
相手方を中傷誹謗しない限り、犯罪にもならない。
インターネットで食べログを観ている人も当然その評価を鵜呑みにしていないだろう。
もし、インターネット上なので普通の噂話より信用性が高いと思っていた人がいたとすれば、
その認識に注意を与えるだけで問題は終わりだ。
それをいつまでも話題にするのは、ネタとして美味しいのだろう。
インターネットの順位操作よりも、中立公正を謳いながら世論操作をしている大手新聞などもっと悪質だ。
価格.COMでもレビューに対して関係者の書き込みではないかと言う指摘がよくある。
そもそも出所が不明の情報による順位を鵜呑みにするなど、まともな大人のすることではない。
様々な情報源から評価を確認すべきだろう。
飲食店の情報などそれほどの手間を懸ける価値のないものはその程度の情報と割り切って利用すればよい、それはそれで便利だ。
それを消費者庁が出てきたりすると、
あたかもインターネット上の情報が真実であるまたはそうであるべきだという
予断を利用者に与えてしまう。
食べログなど業者はお墨付きを貰うようなものでありがたいだろう。
しかし、所詮噂話など自己責任で活用する以外にない。
それを食べログに対する業務妨害だなどと言い出すとおかしなことになる。

東電の馬鹿げた電気料金値上げ

東電が電気料金の値上げを計画している。
経営の失敗を安易に消費者に転嫁出来るのは独占企業だからだ。
震災だからとか想定外の原発事故だから仕方がないと思うのは間違いだ。
まず、第一に普通の企業はそんなことを理由に値上げなどできない。
多くの企業が天災や想定外の事態で倒産する。
それでも代替企業があるから誰も救済しない。
では、電気事業には代替性がないから仕方がないのか。
そんなことはない。日本航空の時も倒産すれば、空の交通が大混乱すると言われたが、事前に必要な債権を保護するなど適切な処理をして、全世界で混乱なく運行を続けられた。
まるで東電が倒産すると、電気の供給が止まるように国民を騙して値上げしようとしている。
マスコミもこの点をちっとも指摘しない。
事前に十分に適切な措置をとれば、電気の供給は止まらない。
東電の倒産で困るのは株主と東電に対する債権者だけだ。これらのものはこれまでリターンを得ていたのだから、リスクも当然被る。
日本航空は株主や債権者に損失を与えたが、利用者に負担を転嫁することなく今株式の再上場を視野に入れつつある。
東電も倒産させて、送電と発電を分離し、発電事業は十分な競争状態を作り上げれば、値上げなどといったたわごとは出てこない。
ところが、マスコミのコメンテーターがしたり顔で我々消費者も電気を安易に使ったきた責任があるとか、電力会社が原子力発電に頼ったことについてまで、我々消費者に責任があるので仕方がないと言う。
まるでばかげている。
企業が利益優先で公害をまき散らしたからと言って、その企業の製品を宣伝にのせられて買った消費者にまで責任があるのだろうか。
消費者は商品の選択は出来てもその企業がどのように製品を作って、その製造過程にどんなリスクがあるかまで責任を持てない。
まして電気には選択の自由もない。
東電が原発は安全だと言うからそうかと信じてきただけだ。電気を安易に使ったと言うが、東電がオール電化などと言って宣伝をしてきたからだ。
宣伝を信じたから消費者も責任を感じて、東電の倒産を防ぐために値上げを認める必要があるのだろうか。
実態は株主と債権者救済のための値上げだ。
株主と債権者に責任を取らせ、発電事業を自由競争にすれば、値上げの必要はない。

たかじんNOマネー 1月14日テレビ大阪放送 絶対放送しないでー!!㊙もうけ話に収録騒然

放送局にがっかりしました。たまたま気がついたが、病気の話などでも平気で間違った放送をしていそうで怖い。
当日の放送内容は、もうけ話として埋蔵金発見などを話題にしていたが、消費税の話題はひどかった。
最初はシャレでやっているのかと観ていたが、どうもそうではなく出演者全員なんとなくおかしいと思いながら半信半疑のままで終わってしまった。
金を今400万円で買うと5%の消費税込みで420万円支払う。将来増税の時例えば消費税が20%になると、税込価格が480万円になるからこの時にお店で買い戻して貰うと
15%分60万円儲けることが出来るという話だ。
出演者全員が金の価格変動を別にすれば60万円儲かると半信半疑で議論していた。
消費税の基本が分かっていれば、議論の余地はない。
5%であれ20%であれ、それは国に入るもので取引の当事者間では関係ない。
取引はあくまで税抜きで考える必要がある。
税率の分は国庫に入るだけだ。注意が必要なのは例外として、一般の個人が商売以外で例えばフリーマーケットで売る場合や、一定金額以下の規模の事業者には消費税を取引に載せて徴収し国に納める義務がないことだ。
企業で会計をしていれば、誰でも知っていることだ。仮払い消費税と仮受消費税を除いた税抜きで企業の収支を計算する。
それを元官僚で現在大学教授の岸氏もよく理解できていないようだった。

平清盛

NHK大河ドラマ平清盛の放送まであと僅かになった。
従来の悪役、平清盛のイメージを変えるとして、様々な宣伝が行われている。
ナチスドイツのゲッペルス宣伝相が嘘も繰り返すと真実になると言ったのは有名だ。
大量の宣伝でイメージをどのようにでも作り上げられるのが怖い。
過去の人物は実害が少ない。
しかし、マスコミの集中報道でイメージを決められる政治家はたまったものではない。
首相が1年交代になるのも、マスコミが多様な報道をしないで、集団で一方向の報道しかしないからではないか。
大阪の橋下市長も一方向の報道しかないが、危うさを感じる。
野田首相も多様な報道があっても良いと思う。

箱根駅伝

東洋大が往路復路総合優勝を達成した。
実に見事な勝利だ。
区間賞や区間新の続出だった。
駒大が二位だった。
明治、早稲田も頑張った。
少し前までは山梨大とか順天堂大が強かったが、早稲田の復活が目立つ。
アフリカ勢の活躍が観られないのはなにか訳があるのだろうか。
ここ暫く正月は箱根駅伝を観て過ごしているが、毎年ドラマを感じる。
20歳前後の若者が全力で戦っているのを観ると本当に感動する。
直接の相手のいる格闘技等と違っていて、おもしろい。
たすきの意味が大きい。
精神論を言うつもりはないが、たすきの果たす役割は大きい。
去年の漢字絆の意味がよくわかる。
それにしてもたすきが繋がらないチームは気の毒だ。

黒いチューリップ フランス映画

昨年末アラン ドロンの黒いチューリップを映画館で初めて観た。
若いドロンは本当にスタイルも抜群に良い。
フランス革命直前の隠れた英雄の話だ。
アラン ドロンが双子の役を一人二役で演じている。
コメディー映画だが、テンポがゆったりしていて、自宅のTVでは最後まで付き合えない。
物語に出てくる女性関係は、不倫は文化という人もいたが、フランス人はどうなっているのか。
恋というか恋愛というか性欲というか実におおらかだ。
そして女性は本当に強い。
フランス人のフランス革命に対する考え方が面白い。
徹底的に民衆から貴族階級が憎まれている。
でも、フランス革命後ナポレオンが現れ、貴族も残る。
突然ですが、大阪でも若き市長橋下が大衆の支持で大きく改革を進めようとしている。
大衆はいつまで橋下市長を支持するのか興味深い。
世の中は振り子のように右と左に振れて行く。
大衆は結果に責任を持たないが、結果を甘受せざるを得ない。
2012年は日本も世界も激動しそうな予感がする。
老いも若きも激動の時代を生き抜く覚悟が必要だ。
幕末か、太平洋戦争敗戦後かの大混乱が起こる。
ぬるま湯のつもりでいるととんでもない事になりそうだ。

麗しのサブリナ

午前10時の映画祭を久しぶりに見た。
子供の時にTVで見た記憶が有ったが、結末を誤解していた。
誤解というよりも断片的にしか記憶になかった。
オードリーが本当に魅力的だ。
当時オードリーが24歳、ハンフリー・ボガートが53歳、ウィリアム・ホールデンが35歳だった。
ボガートが渋くて実に良かった。
いずれにしても、実の娘の年齢のサブリナを見て父親の気持ちで見てしまうのが残念だ。
もう若くないと感じてしまう。

麗しのサブリナ [DVD]

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