ミレニアム 2

久しぶりに面白い小説だった。連休の初めなので一気に読めた。
個性的な女性が主人公で筋を追うのにのめりこんでしまった。
20代小柄な体に刺青をし、怒れば怖いほど反撃する。天才ハッカー且つ数学の天才。
友人に月刊誌ミレニアムのジャーナリストや元後見人の弁護士、セキュリティ会社社長などこれも個性的な面々が登場する。
ミレニアム 1を読んでいないが、2から読んでも面白かった。でもやはり1から読んだほうがもっと面白いのだと思う。
いろいろな謎はあるが、中々事件にならない。殺人事件発生し主人公が容疑者になってからぐっと盛り上がってくる。
よくあるパターンで主人公が容疑者になり、自分で真犯人を探す。主人公を追いかける警察のメンバーもいろいろ個性的な人間が登場する。物語は複雑でどんどん混乱してくるがスピード感があり、読むのを止められない。
名探偵カッレくんとかピッピが話の中に登場してくるが、岩波の児童文学で子供の頃に読んだ本で懐かしい。スウェーデンの児童小説だが国民的な人気者と再認識した。
著者はもう亡くなっていると聞いて非常に残念だ。後3を読めばそれ以上物語を読めない。

ミレニアム2 上 火と戯れる女

ミレニアム2 上 火と戯れる女

ミレニアム2 下 火と戯れる女

ミレニアム2 下 火と戯れる女