資本主義はなぜ自壊したのか 中谷 巌著

本の帯に衝撃の「懺悔の書」に話題沸騰とある。
懺悔の書などと言うからどこが懺悔なんだという批判も出る。
また、キューバブータンがいきなり出てくるなどという批判もされる。
極めて平易に書かれた本で一気に読める。内容に共感を覚えるからすっと頭に受け入れることが出来る。
アングロサクソンの資本主義を根本に戻り徹底的に批判している。
社会の中で社会の為に経済が営まれる。ところが、資本主義は究極のところで社会を壊してしまうと言う指摘だ。
日本人の幸福につながる社会は何か。
少なくとも自己責任の名の下で個人が孤立し、心が荒廃した社会ではない。
一読の価値がある。