北京オリンピック 開会式偽装

見出しの新聞報道によると、開会式で中国の56民族を代表すると紹介された子供の多くが、少数民族の衣装を着ただけの漢族だったと言う。
先に報道された開会式の少女は実は別の少女の声の吹き換えで歌っていたという報道に続きイメージダウンだ。
更に開会式の演出が中国共産党上層部の指示で、演出家の計画から大幅に変更されていたと新聞は批判している。絵巻物の演出を担当した中国人画家が、中南海の要人の指示で、画家の選んだ絵の9割が採用されなかったとし、総監督のチャン・イーモウはもっと悲惨だったと言う。
もちろん吹き替えなどは愚かな演出だと思う。しかし、オリンピックの開催都市は北京市と言うものの中国の国家威信がかかっている。そうである限り国家として演出に口を出するのは当然だと思う。その点はなにも批判の対象にならない。