環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田 邦彦
本当はごみを分別しても資源にならない。たかじんのそんなこと言って委員会で議論したペットボトル資源化についても良く分かる。ペットボトルは、住民が分別し自治体が収集し、それを業者が処理する。ペットボトルが業者に渡るまでのコストをどう考えるかだ。昔から貴金属など資源として有効に再利用できるものは廃品回収業者が集めていた。もちろん廃品回収業者は自分で集めて回って、それで商売する。手間と税金を使ってペットボトルを分別収集しても、資源としてリサイクルされるより、焼却処分されるほうが遥かに多い実態が知られていない。
ダイオキシンの毒性についても、ダイオキシンが昔から存在するもので、実際にそれで被害者が出ていないこと。むしろ、焼却炉で何十年も働いた人がなんとも無いこと。庭で焚き火も出来なくなったことの可笑しさ。たばこを吸うと微量でもダイオキシンがでること。
本当に目からうろこが落ちる思いで本書を読んだ。
環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)
- 作者: 武田邦彦
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2007/02
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 20人 クリック: 583回
- この商品を含むブログ (196件) を見る