大阪市学歴詐称

大阪市学歴詐称者への処分が停職となった。これに対して処分が軽いと言う意見が多い。大阪市元助役の大平弁護士も懲戒免職を主張していた。
しかし、これは罪と罰の均衡を欠くのではないか。職を得るのに必要な学歴資格を欠いているなら当然免職だろう。今回は大学卒が高卒と偽って採用されたということだ。資格能力を欠く訳ではない。しかも、2007年現在では高卒と言う学歴要件を廃止している。
採用時に大卒が高卒と偽ったことが、いつまで責任を問われるのか。採用後今日まで仕事をしてきて問題が無かった。もし問題があれば、その問題を理由に解雇すればよい。
それを大阪市がその労使の体質を問われているからといって、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いといわんばかりに全員解雇せよというのは、パフォーマンスとしては受けるが、個々人のレベルで考えるといかにも非情な考え方だ。