中国の赤い富豪 ルパート・フーゲワーフ

英国人が作った中国の富豪番付。
著者は英国人だが日本の高校に一年間留学していたことがある。そして、ダラム大学では中国語を選択し、3年生に語学研修生として中国人民大学に行った。卒業後はアーサーアンダーセン会計事務所で会計士の仕事を選び、数年後に上海を希望し適う。
この経験の中で初の中国富豪番付が生まれた。
大学に通う娘が、今しかないと海外留学を計画し費用も自分で借りると言っている。親としては心配だが、娘が自分を大きくするチャンスだ。この本の著者を知ると益々そう思う。今高校生の息子が海外に行くというと激励するところだ。娘は心配だが、今や男女で差別する訳には行かない。
中国の富豪はその資産形成が早い。中国経済の発展スピードを示し、また、若々しい経済で大きく儲けるチャンスが沢山あるということだ。しかし、中には司直の手に掛かることになる者もいる。荒々しい資本主義そのものだと思う。中国の雑誌が「勤勉かつ知恵を働かせて合法的に富を築いたすべての人々に敬意を表す」という時代だ。今平行して読んでいる周恩来秘録の世界と全く違う世界だ。

中国の赤い富豪

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