プラダを着た悪魔

昔風に言うと2番館で妻とプラダを着た悪魔を観ました。封切館と違い場末の映画館ですが、2本立てです。もう一本はマリー・アントワネットですが、2本見る元気がなく、マリー・アントワネットは最後まで観ませんでした。
最近はトンと見かけませんが、昔は3本立ての映画館もありました。学生の頃は、一日かけて映画を3本観るとそれなりに充実感がありました。館内から外に出ると一瞬めまいがするほど疲れました。本命の映画より抱き合わせの映画の方が良かったりして、自分の好みのジャンルと違う映画に目を開かれたことも多い。
封切りの後はDVDで観ることができますが、スクリーンで観るのとは違います。やはり映画はスクリーンで観るのが本来です。
プラダを着た悪魔は妻が観たい映画で、期待せずに行きましたがテンポの良い展開で最後まで楽しめました。大学を出たジャーナリスト志望の女性主人公が業界トップのファッション雑誌に就職し、厳しい女性編集長の元で成長していくストーリーです。凄まじいワンマン編集長をメリル・ストリーブが演じています。女性主人公を演じるアン・ハサウェイもなかなか魅力的な女優です。華やかなファッションの世界で編集長が独裁者としていろいろ命令を出し、主人公が何とかそれに対応していくのがコミカルで面白い。仕事への姿勢とか出世競争とか夫婦恋人と仕事の両立とかいろいろなテーマを盛り込んでいます。