電力事情

福島原発事故で節電が呼び掛けられている。
サマータイムなどいろいろ節電策が論じられている。
一方で今後も必要な電力を賄うにはある程度原発に頼らざるを得ないと言う。
しかし、節電策の議論で気が付いたのは今まで電力はいくらでもあるという前提で使用してきたということだ。
そしてピーク時の最大需要に電力会社は対応してきた。
しかし、ピーク時の需要を下げる仕組み、単純には夜間電力の反対にピーク時の使用料を引き上げることなどが考えられる。
大規模に発電し、消費地の遠方からロスを承知で送電するのが賢明なのか。
また、発電と送電の分離が議論も必要になってくる。
地域独占の電力体制では一定の利潤を保証して料金を認可されている。
このシステムの下では、巨額の資本投下をすればするだけ利益の絶対額が増える。
地域独占で競争相手の居ない状況下では倒産の危険もなく、確実に投下資本は回収でき、かつ投下資本に対して一定の利益が保証されている。