マルセイユの決着 監督アラン・コルノー 

二番館に行き久しぶりに二番館の良さを実感した。二本立ての本命ではなく自分としてはB面の方が良かった。
本命はラッセル・クロウ主演の「消されたヘッドライン」だった。評価は良だ。しかし、消されたヘッドラインの題名の意味は不明だった。原題はSTATE OF PLAYだ。原題の方が納得が出来る内容だ。
さて、マルセイユの決着は全然予備知識が無かった。暇がなければ観ないで帰っていたが、観て良かった。
私好みのフランスフィルムノワールのリメイクだった。元の映画「ギャング」を観たことがないので比較出来ないが、原作はジョゼ・ジョヴァンニだ。
60年代を舞台に大物ギャング・ギュの脱獄から物語りは始まる。情婦マヌーシュ役のモニカ・ベルッチが魅力的だ。
ギャングのダンディズムと誇りを賭けた行動がこれぞフィルムノワールと言う雰囲気で二番館の大当たりだと思った。