スラムドッグ$ミリオネア 英国人監督ダニー・ボイル

今年のアカデミー賞の作品賞、監督賞など8部門受賞作だ。妻が観たいというので二人で観にいった。
感想は兎に角面白いの一言だ。妻は圧倒的な迫力に疲れたとも言う。また、場面中目を覆うシーンがあり、妻も妻の横の女性も目を覆っていた。
しかし、活力を感じる映画だ。インドの現状が分かるような気がする。少子高齢化社会ですっかり活力のない日本を改めて感じる。日本では一人の命は地球より重いといってテロに屈した首相がいたがそういう今の日本社会とインドは違う。人の命は限りなく軽い。軽いが故に一人ひとりが懸命に生きている。その活力が魅力だ。
脚本が良く最初から引きずり込まれてあっと言う間に2時間が経った。
物語は子供時代から成人までなので、登場人物も子供から成人までを3人で演じている。主人公の子供役二人は本当に生き生きとしている。
夫婦二人で2000円は大満足の映画だった。
クイズのシーンでみのもんたが頭に浮かんでくるのが嫌だった。