江戸は心意気 山本 一力

山本 一力の時代小説のファンだ。
前3分の1は江戸の商人たちの章は紀伊國屋文左衛門などを描く。
残り3分の2、江戸歳時記や江戸の空はあかね色の章などは著者のエッセーだ。
母子家庭で高知県出身とか、東京にでて新聞配達をしながら学校に通ったことなど、当時の生活を語る。山本の小説のやさしさの源が分かるような気がする。
幼少期の生活も同世代として非常に共感を覚える。生きていく上で当たり前なこと、生活していく上での知恵をさりげなく語っている。子供に読ませたいが共感できるか心配だ。

江戸は心意気

江戸は心意気