事変の夜 満州国演義2 船戸 与一

1930年から1931年にかけての日中関係が舞台。
1930年7月にアーサー・コナン・ドイルが71歳で死亡。1887年以来シャーロック・ホームズを書き続けた。
日本では浜口雄幸首相が狙撃され重傷を負う。ロンドン海軍軍縮条約を4月に締結している。
ドイツではナチスが選挙で大躍進を遂げる。世界のいろいろな状況を改めて確認すると興味深い。
しかし、物語は歴史を追うのに忙しくて敷島4兄弟が全く人形のようで面白くない。感情移入して物語に熱中できない。
第3巻を読みたいという気にならない。

事変の夜―満州国演義〈2〉

事変の夜―満州国演義〈2〉