シラク前大統領 日本に秘密口座疑惑

フランスの週刊誌カナール・アンシェネを読売新聞が引用して、旧東京相和銀行に秘密口座を開設し、数年間にわたり文化財団から資金提供を受けていたとされる疑惑について、仏捜査当局が背任、収賄容疑で事情聴取に踏み切る見込みと報じた。
このフランスの週刊誌は、日本の週刊誌では週刊朝日だろうか週刊文春だろうかどういう雑誌かという疑問が湧く。雑誌の引用として読売新聞夕刊で大きく報じているがこの段階で報じる意義があるのだろうか。
面白い記事としてみれば、日本びいきのシラク前大統領が日本の破綻銀行旧東京相和銀行に口座を持っていたなんて出来すぎではなかろうか。フランスのフィルムノワール好きとしては、いかにもありそうに見えるこの話が本当であって欲しい。暗黒街や権力の陰謀を描くフランス映画もとんと観れなくなって久しいが、そういう伝統に載った筋書きで進行して貰いたい。
いずれにしても前大統領の話で現職でなくなると辛いものがある。日本でも議員バッチを失ったとたん、他の議員は不起訴でただ一人だけ起訴された元某派閥幹部もいる。
権力を恣意的に行使すると権力から降りた後が怖いのはいずこも同じか。