美しい国へ 安倍 晋三
安倍総理が総裁選に出馬直前に出した本書を今読みました。安倍政権の人気のなさが分かります。
美しい国へはメッセージが何もありません。書いていることはなるほどそのとおりですが、床屋談義の域を出ません。薄っぺらな議論を述べているだけで底の浅さが目に余ります。
私は決して反自民党ではありせんが、この本はいただけません。竹中平蔵の大臣日記や佐藤優の獄中記は情熱というか著者の熱いメッセージを読み取れます。美しい国へは政治家が書いたにもかかわらず、メッセージがありません。
蛇足ですが、本書のなかで映画ミリオンダラーベイビーが話題として出ますが、結末を書くのはルール違反ではないでしょうか。
- 作者: 安倍晋三
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/07/21
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 122回
- この商品を含むブログ (286件) を見る