中原の虹第3巻 浅田 次郎

第三巻は西太后亡き後、いよいよ清朝滅亡と中華民国の成立の時期が舞台となる
明治維新から戦前の日中の歴史に最も興味があるが、日本側からの歴史しかま
なばなかった。
日本の行為が侵略であろうが、帝国主義時代の当然の行為であろうが、
日清日露戦争で日本が獲得した権益の保護であろうが、当時の日本にとって国家生存の
生命線であろうが、すべて日本の視点だ。
中原の虹では、西太后袁世凱張作霖が祖国のためどう生きたかが描かれる。
勿論浅田次郎が語るひとつの世界だ。
浅田次郎も中国が好きなんだろう。

中原の虹 第三巻

中原の虹 第三巻