中原の虹第2巻 浅田 次郎
張作霖、袁世凱に続いて本編では、西太后と光緒帝が登場する。実に上手く蒼穹の昴とリンクしてくる。いつか読んだ登場人物が出ていると思いながら読み進んで漸く蒼穹の昴との関係に気がついた。
本当に物語りが上手い作家だ。龍玉というとんでもない宝を物語の主軸に置いて絵空事の世界に導いてくれる。その中で実在の西太后と光緒帝の歴史を解釈してくれる。
昨年北京に観光に行ったおりガイドさんがこの二人のことを解説してくれた。また、二人がほぼ同時に亡くなったことも教えてくれた。
そういう事が物語りを読んでいるうちに思いだされてくる。第三巻が楽しみだ。
- 作者: 浅田次郎
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