魍魎の匣 監督 原田眞人

累計500万部を超えるベストセラーシリーズ。第49回日本推理作家協会賞に輝き、シリーズ最高傑作の呼び声も高い同名小説を原作に映画化。とキャッチフレーズが踊る。
感想はおもしろくない。観たいといった配偶者も面白くないと認めた。原作を読んでいない者には、ストーリー自身が持って回った感じで感情移入できない。ナショナル・トレジャーのように映画の世界に引き込まれないでしらけてしまう。制作費をかけているというのは分かるが、全てが空回りしているような気がする。阿部寛も黒木瞳も好きな俳優なのに残念だ。
グロテスクな雰囲気で正月に観る映画としても不適当だと思った。

魍魎の匣 (講談社ノベルス)