今年の漢字に偽が選ばれた。今年は企業活動が信頼を失った。
日経11月27日大磯小磯で食品の偽装表示など企業の不祥事が相次いで表面化した
。その多くは社員による匿名の告発がきっかけだ。古いタイプの経営者には驚き
だろう。と指摘するが、今更驚くようなことではないし、そもそも不正が発覚し
ないと期待する経営者は失格だ。そんなことが通用してきた日本の常識は世界の
非常識だ。
また、多くの会社は内部通報制度を導入したが、現実は内部告発したらどんな仕
打ちをうけるか分からないし、組合は会社べったりで社員の味方にならない。ま
さに指摘の通りだ。そして事態を悪化させて会社に大きな損失を発生させる。
同じく日経では12月11日12日と内部告発もう隠せないと題して特集を組んでいる。
隠せないのであれば不正を起こさない。不正を見つけたら、すぐに公表する。と
記事は書いている。まるで見つからなければいいかのようだ。
違うと思う、不正は許さない、不正で得た利益は没収し、更に罰金を課して、不正
が経済的に合わなくすればよい。ばれても損をしないとなれば、今の会社は不正を
止めない。内部告発云々よりばれた場合の罰金と罰則をあげれば充分対応できる。
人間性悪説の韓非子に従うべきだ。