温泉旅行

北陸地方のとある温泉に友人数人と蟹を食べに行きました。
例年は日帰り旅行でしたが、お互い時間の余裕があるようになったのでゆったりと出かけることにしました。
天気予報で雨を覚悟していましたが、兼六園を廻っている間は天候が持ち茶店でお茶と団子を食べていると雨が降ってきました。
旅行中二日間とも不安定な天気でしたが、幸い大した影響はありませんでした。
一番の楽しみは温泉ですが、正直全員ががっかりしました。
典型的な団体旅行向けの旅館で個人向きではありません。今や嘗ての様な企業相手の団体旅行も少なくなり旅館の経営は難しいのだと思いました。
温泉にも係わらず湯量が少なく、温泉の湯船と唯の湯の湯舟があります。風呂全体が古びてしまい、健康ランドの湯船に慣れた者にはいかにも貧弱な施設です。貧弱な施設でも温泉があれが納得できますが、肝心の温泉の湯量が少なくては致命的です。
施設全体が古びてリニューアルができていません。経営者はコスト削減で利益を搾り出して後の事は考えていないようです。
パンフレットを見ると某チェーンに属しているので、この旅館はたぶん使えるだけ使って最後は取り潰して終えるのだと思いました。
温泉街の将来から見ると不幸なことです。
九州の黒川温泉や由布院のように町をあげての工夫がいるのだと思います。
来年の旅行は、全員が台湾、韓国等を検討することに賛成してしまいました。
日本は観光立国としてやっていくべきと思いますが、自国民が海外旅行にコストパフォーマンスがあると考えるようでは問題です。
金沢駅を降りて観光しましたが、ライトアップなど市をあげていろいろ観光客誘致に努力しています。
この温泉も頑張って欲しいと思いましたが、従業員を見ると高齢化社会の問題を実感します。