サンデープロジェクト

参議院選挙を控え自民党中川幹事長と民主党小沢代表がそれぞれ出演した。
社会保険庁の改革について、中川幹事長が社保庁を解体し全員一旦解雇し新たに採用し直すと主張したが誰も異論を述べなかった。いくら社保庁が悪くても、また職員の中に不良職員がいても、そういう発言は控えるべきだ。民間企業でも、経営責任は経営陣にあり、個別の仕事の不手際はその不手際の社員が負うものだ。悪い社員がいるから連帯責任で全員解雇して出直しだでは法的にも許されない。経営責任と個別の社員の責任は全く別の問題だ。この点をきちんと朝日新聞論説委員等コメンテーターは指摘しなかった。
小沢代表に対して、コメンテーターの財部氏が社保庁職員の全員解雇を迫ったが、小沢代表はそう言う話には乗らなかった。これに対して、支持団体の労組を持ち出しだから解雇できないのかと田原総一郎と供に執拗に迫った。責任ある者として、いくら社保庁が酷くても視聴者受けしても一旦全員解雇などと発言すべきでない。
むしろ、政権与党の幹事長がTVで「社保庁職員の全員解雇」ということを選挙目当てで主張するのを許すほうがおかしい。国民には受けるが無責任な姿勢だ。