華人と華僑

中華料理店で友人数名と食事を楽しんだ。店の女性がどうも日本人と違うようなので尋ねると福建省から来て2年経つと言う。日本語が少し可笑しいので尋ねたが、外国人の日本語としては非常に上手い。若くて可愛い女性だが、異国の地で頑張っていると思う。
NHK中国語会話のテキストに「中華思想の苦悩」欄を書く唐亜明さんによると、中国人は世界168カ国に8700万人ほどが住んでいる。移住先の国籍を取得した中国系住民は華人、国籍を取得していない中国人は華僑と言うそうだ。中国への海外からの投資の7割以上が華人華僑の資本で、世界中の華人華僑の年間200兆円の経済力が中国発展の原動力になっていると言う。
唐亜明さんのこの連載は中国人の考え方と今日的な課題を採りあげ、いつも新鮮な発想を示してくれる。