獄中記 佐藤 優

外務省のラスプーチンと言われ鈴木宗男氏と共に東京地検特捜部に逮捕された佐藤氏の512日間に渡る獄中記。465ページの本だが最後まで読ませる。
国家の罠も読んだが、本書を読んでも佐藤氏が知識才能共に豊かな人と分かる。獄中と言っても東京拘置所で刑務所とは大分環境待遇は違う。
著者の主張を待つまでもなく、512日間も勾留することは人権侵害も甚だしく司法制度としておかしいと思う。
それはさて置き、拘置所の中の様子や拘置所の中でどんなことを被拘置者は考えるのか、本書は興味深い。
本書をチャーリー・マフィンシリーズのブライアン・フリーマントルに通じるような気配を感じながら読んだ。

獄中記

獄中記

報復〈上〉―チャーリー・マフィンシリーズ (新潮文庫)

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報復〈下〉―チャーリー・マフィンシリーズ (新潮文庫)

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